出来上がる「 形 」は無限大 お客様が望まれる「あるべきよう」とじっくり向かい合いながら しっかりと造り込んでいきます 新しく「 形 」造る。
「曖昧な家」

Shimoda-Shizuoka / 2008

 

T-House

■ Form / 戸建て住宅新築工事

□ 竣工:2008/10(設計期間 8ヶ月、工事期間 5ヶ月)

□ 構造・規模:木造軸組 99.3m2 29.9坪

□ 総工事費: 3150万(32万/m2、105万/坪)浄化槽、地盤改良込

□ 施工:大同工業株式会社

□ 設計協力:構造設計 / 間藤構造設計事務所

       設備設計 / ライズ計画、AES設計

アプローチ、玄関

ギャラリー

独立後初となる作品で、田舎に引退後の生活をシフトする両親の家です。

母親の趣味は染物、そしてアクティブな性格で個展に出かけては声をかけ、機会があれば自宅でも個展を開きます。

父親は、老後の生活を代々続く畑で泥まみれになりながら汗水流す。

 

そして、冬でも夏でも外気を取り入れ、自然のままに暮らすような省エネを地で行く両親です。

そんなキーワードから、専用のギャラリースペースを設け、用途に応じ生活空間であるリビングや、予備室的な要素を含む和室まで、ギャラリーの範囲が広がります。

 

また、立体的な空間構成を実現する事と、老後の暮らしを考慮する為に、スキップフロアで構成し、半地下を設け、そこにギャラリーと書斎、

半階あがるとリビング、ダイニング、キッチンと生活空間、もう半階あがると寝室、洗面所、浴室と就寝空間を構成しています。

リビング

寝室

導入した外気が間仕切りの少ない各部屋を循環し、抜けていくような建築的な仕組みを各所に設け、各空間が全体的に一体になりながら分かれていて、それぞれがなんとなく繋がる「曖昧な家」を計画しました。

 

リビングの全開放木製建具を開けると、前は畑、川、山並みが広がり、畑に張り出したデッキでは、湧き水で入れたコーヒーを飲みながら、父の丹精こめた畑の実りを眺めることも出来ます。

リビング、ダイニング

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