改修であっても、思い切れば新築と変わりません。 範囲を絞ってもそこから始まる生活は、新たな喜びに溢れます。 ふと、思い立ったその時が模様替えのチャンスです。 改めて「 形 」造る。
「優越感溢れるLDK」

Tokyo / 2015

羽田から飛び立つ飛行機や東京湾を見渡せる好立地に建つマンションリノベーションです。

 

スタート地点は夢や希望はあるけれど・・ ご予算からどこまで出来るかな。やはり抑え込まないといけないかな。 色々お悩みでした。

改修工事の難しい所。 広くまんべんなく手を付けようとすれば、予算を使い切る現状復旧的な「修繕」にしかならず、そこから暮らしの楽しみや生活における優越感は向上になかなかつながりません。

キッチン

そこで、手を付ける範囲を絞り込むこと、生活の拠点となるリビング空間の優越感を上げるご提案を重ねて行きました。

 

ショールームも小さな商社から大手メーカーまで多々巡ります。 その中で素材の善し悪しをご夫婦の目で確認されながら、話も盛り上がりを見せていきます。

終盤は、飽和してきた情報を集約させる作業です。取捨選択あり、ご夫婦での意見の相違有り、予算とのせめぎ合いが続きます。

リビング

M-House

■ re-Form / 内装部分スケルトン改修

□ 付加価値:LDK一体化、水廻り総入れ替え、無垢材多用

□ 竣工:2015/3(設計期間 4ヶ月、工事期間 1.5ヶ月)

□ 構造・規模:RC造マンション(築15年)85m2 25.6坪

□ 総工事費: 740万(8.7万/m2、28万/坪)

□ 施工:有限会社 島田建設

□ 設計協力:キッチン、洗面所家具工事 / ATHA

玄関ホール

結果こそ予算を上回ってしまいましたが、ご納得出来るところまで吟味して、ただ目新しくするのでは無い、空間構成も含めて優越感有る新しい暮らしが営まれていく事を期待するリノベーションになったと思います。

 

LDKに隣接する子供部屋はリビングに繋がる窓を開けて、玄関ホールとの間仕切りにはガラスブロックでリビングを通した光を取り入れて、優しく空間を繋げていきます。

洗面台

子供室よりLDK

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